虚シコウ

好きな虚しさを収集しています。マイナー志向でニッチ嗜好な雑記ブログになるかと思います。

虚しいあいさつな類のことば

例えば、相手はまだ起きるようだけど自分だけ寝るとき「おやすみなさい」と言うべきかどうか問題。

「おやすみなさい」って「休め」の尊敬語から、言葉の対象は今から寝る人だと考えるのが自然だけど、それってつまり「私よ、どうかお眠りになってください。」って自分に言ってるってことなのか? しかもあいさつって「(Repeat again.)」的な暗黙のノリがセットで付いてくるから、相手にも「あなた様、お眠りになってください。」を強要させているような感じ…?

いや違うか、今すぐには寝ないけど数時間後には寝るであろう相手に対して「おやすみなさい」って事なのか? …でも寝ないで徹夜する気の相手にとったら「いや寝るか寝ないかは個人の勝手だろ」ってなるし。

それともこうか、「(私が起きているとさぞかし気が休まらなかったでしょう、今から邪魔者が眠りますからどうぞその後はゆっくりと)おやすみなさい」ってことか?「おやすみなさい」って一体何なんだ…?

 

とこのように、あいさつをする時にその言葉の対象・相手や意味をやたら意識してしまうと、

じゃあ「いただきます」は? 何に対しての「いただきます」だ? 食材の命に対してか、料理を作ってくれた人の真心に対してか?

とか、

「こんにちは」は今日が何なんだ、「こんばんは」は今晩が一体どうしたんだ、

「こんにちはご機嫌いががですか?」「こんばんはカレーですか?」のうち、なぜ後半の方を省略してしまう?「こんにちは」が朝だろうが夜だろうが関係なしに乱用されているせいで、「現在の時間帯をお互いに確認する」という機能すらもはや失われているぞ? とか、

色々考える必要性に追われてしまうので、あいさつは虚空に向かって暗唱する謎の言葉だと捉える位が丁度いい。

というより寧ろ、こうした考える作業を減らすべく、半ば公的に定められた呪文としてあいさつが生み出されたのか。なんだよ、やっぱりあいさつって必要じゃん。本当、考えた時間が虚しいですわ。