「あなたの目は、正しく世界を見ることが出来ているでしょうか...?」
さて早速ですが、問題です。
Q1. 上の線と下の線、どちらが長く見えますか? それとも同じ長さでしょうか?
正解は...
もちろん、下の方が長いです!
(上の線分の長さ : 下の線分の長さ = 1 : 1.05)
続いて2問目。
Q2. 各隅の中央に位置する小さい正方形の色は、4つともすべて同じ明るさに見えますか?
正解は...
もちろん、違います!
(白 < 左上 < 右上 < 左下 < 右下 < 黒)
それでは最後の問題。
Q3. 左の丸と右の丸、どちらが大きく見えますか? それとも同じ大きさでしょうか?
正解は...
同じ大きさです!
さて、今回1問目と2問目に偽物の錯視画像(ミュラー・リヤー錯視・明るさの対比錯視)、3問目に本物の錯視画像(ポンゾ錯視)を使ってみたわけですが、
こんな感じで本物と偽物を混ぜこぜにして出題していけば、
「(あーはいはい、これはミュラー・リヤー錯視だから...)僕には同じ長さに見えますけどねぇ」
とか言ってガチで正解しに行っちゃう粋じゃない大人が減るのではないでしょうか。
(先日トリックアート展に行ったら、子供がちゃんと絵を見る前に「これはねえ、違う大きさに見えるけどぉ、実は同じ大きさの絵なんだよ」と冷めたネタバレしていく親をちらほら見かけたのが、この記事を書いたきっかけだったりする)
以上、トリックアートを初めて見たときの「!?」って感情の保全運動。
↓クソ錯視画像をRで作図しています。(mullerlyer.r, brightness-contrast.r ...) ごくたまに気が向いた時、更新しています。
GitHub - T-Oxy/illusion-of-illusion: 錯覚の錯覚
P.S. 別に錯覚の効果自体はあるわけだから、厳密には「錯覚の錯覚(錯覚させる画像だと錯覚)」ってわけでもないんだよなぁ... なんかもっといい言い方がないものか?