最近、カメラの前で堂々とピースをキメられない問題を克服した(しかけている)ので、そのノウハウを記録しておく。
はじめに、「そんなもの陽キャか陰キャかの違いでしょ。恥ずかしがってんじゃないよ」という意見に対して置き反論をしておきたい。
カメラの前で「ウェーイwww」ってはしゃいだポーズ、これは陽の人御用達で、陰の者はまずしない。
でもピースは何故かだいたい皆さらっと2本指をキメてくるのだ。
明らかに自己主張が苦手そうな、"ピース苦手顔"のあの青年もそこの少女も、カメラを向けられたらすっとピース。「ピースしてください」と言われてもいないのに。
ここになんだかカルト的なパワーを感じ取ってしまって、僕は長年ピースが上手く出来ずにいた。
だいたいピースってなんだ?手の形によって写真写りが良くなる訳でもなかろうに。よりにもよって、何故✌🏻の形を採用したんだ。👊や✋🏼と比べるとややトリッキーなポーズ。意味が分からない…
ああ、意味がイマイチ分からないポーズを集団でとっているという違和感こそが、僕のピースライフの妨げとなっているのか!と気づく。
ならば、✌️に適当な理由付けをする策を講じればよい。
僕は、✌️は「ピース」ではなく「2」を意味しているポーズなんだと考える事にした。
「すいません、顔偏差値2の人間が写真に映ってしまって」
でもいい。
「あなたの撮影技術は2点でーす」
でもいい。
とにかく、意味のある行為をしているんだと自分を納得させてやる。
このようにして、僕は無事ピースをキメることができる人間へと成長出来たというわけだ。
…いや、僕がキメているのはピースではなくて「2」なわけで、これは成長と呼べるのだろうか…?
と、空虚な思考は今もなお続いている。