虚シコウ

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寛解導入療法 22日目~28日目 - 白血病記録

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薬の種類

朝夕の薬はこれまでと同様だが、入院中に出来た痔の薬が追加された。

朝: プレドニゾロン錠5mg ×10、フルコナゾールCap100mg ×1、バクタ配合錠 ×1、レボフロキサシンOD錠250mg ×2

夕: プレドニゾロン錠5mg ×10、ネキシウムCap10mg ×1

不定期: マグミット錠330mg(便通改善用)、ピコスルファート液(便通改善用)、ヘモポリゾン軟膏2g(痔)、ネリザ軟膏2g(痔) + ロイナーゼ筋肉注射(2日に1回)、オンコビン点滴(1回)、血小板輸血


体調

0801-0802(寛解導入療法22-23日目)

体調にムラがあった。3~4時間おきに波がきた。食欲はわかないが毎回1時間かけて8割は食べた。睡眠欲だけは今まで同様衰えず、8時間睡眠を確保した。
一般的には大量にステロイドを摂取すると不眠に苦しむそうだが、その気配は全く来ていない。もしかしたら自分には睡眠の才があるのかもしれない。あやとりと射的のできないのび太とでも名乗ろうか、などと思える程の心の余裕があった。

0803(24日目)

午前からずっと絶不調。とにかく気分が悪かった。ただ臥して全身で荒く息を切って耐えた。しばらくすると、急に何の前触れもなく、プツンと「普通」を取り戻した。
瞬間、
「ええやんええやん!ええやんええやん! しゅーーー〜ああああシューーーーー!、!!!!」
と、脳内がハリウッドザコシショウ一色に染まってビックリ。
この現象は注目に値すると思います。ハリウッドザコシショウ、元々好きな芸人ではあったけど別にそこまで追っていた訳ではない。なのに苦しみから解放された瞬間、ザコシになった。ザコシでしかなかった。彼の芸は人の喜びの源に近いというか、生得的なエネルギーから生成されているのだろうか?

それはさておき、少し落ち着いてきてザコシではなくなってからは、「この急回復は逆に怖いぞ...薬の影響か?脳神経がバグった? 」と考え、安静に努めた。

0804 (25日目)

一日中調子がよかった。体力も戻ってきた。血液検査の結果も、しっかり血球の数値が回復していた。
ここで「一山越えた」と判断してしまっていた。

0805 (26日目)

午前中は相変わらず調子がいいので、適当に運動や作業をした。
午後に「わけのわからない状況」が2回発生した。

まず昼に、突然「虚」に到達する。

そして夕食後、またしても突然、全身の血の気が引く感覚が来た。どこか特定の場所が痛むとかではなく、全身の血が止まっているような気分だった。ただ「危篤状態にある」「もう死ぬ」と思った。しかし血圧・脈拍・体温等全て正常なので原因もわからず、脚を上げて耐えるしか術がなかった。この状態がおさまるまで6時間かかった。

0806-0807 (27-28日目)

時々サッと全身の血の気が引く感覚が来ては、比較的短時間ですぐ治まる、を繰り返した。
こうも生死の波に揺さぶられると、もう二度と油断できない。

 

なにより、この「全身の血の気が引く」症状の正体を特定できていないままというのが困っています。今回の入院期間中最も苦しんだ、いわば最大の敵の素性がわかってない状態なんです。

心臓がキュッとなる感覚もありました。イメージとしてはこう、全方位から心臓がぐらぐらと圧迫される感じというか……

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うーん、やっぱり伝えるの難しいですね。

「迷走神経反射」か「脳貧血」か、その他精神障害かが可能性としては高そうなのですが……

何か少しでも情報持っている方、コメント頂けると本当に助かります。