虚シコウ

「虚」に関わるアレコレについて「シコウ」していきます。早い話、雑記ブログです。

抗がん剤開始日にみた虚しい夢を徹底的に実体験の記憶と結びつける

7月20日抗がん剤の投与が開始された日、19時ごろからウトウトしはじめる。このウトウトしている状態が、現実と夢の狭間にいる感覚だった。

ベッドからの視界がそのまま、凹んだ球体のルービックキューブとして前方にあらわれて、周りの動きや音に合わせてパーツがグルグルと上下左右からスライドしてきたり、今の視界とは全く無関係な絵が続々と上から不鮮明に貼り付いてはすぐ消えたりを繰り返した。
「無関係な絵」はどれも見覚えはあるもので、おそらく過去の自分の記憶から引っ張りだされてきたものだと思う。【夢は記憶のツギハギ】なんだと、実体験をもって再確認した気になる。

そして20時ごろにはいつの間にか寝落ちしていた。その時にみた夢の密度(と言うより、『起きた時点で記憶していた夢の密度』かな?)がいつもより濃かった。そして、内容は絶妙に虚しかった。

良い機会なので、今回はその虚しい夢の内容を振り返りながら、徹底的に自分の実体験の記憶と結びつける事で、【夢は記憶のツギハギ】である事をより強く認識したい。

 

虚しい夢の内容

この1晩だけで5種類の夢を記憶しているんだけど、今回はひとまず1個目の夢だけ対象にする。

夢の内容は、以下の通り。昨年からの夢の記録を淡々とつけている自分のサブブログからの引用になるんだけど......

小さい冷蔵庫が目の前にある。ここがどこかは不明。その冷蔵庫の中から、冷蔵庫よりも大きい人間が出てきては、瞬時にいずこかに消えていく。

すると、横にいた見知らぬ人が、「下から出てきてるね」と言ってきたので、
自分は「いや、上から出てくる」と反論したら、思ったよりも長いこと揉め続けることとなった。

※出典(夢日記に興味ある人は是非):

redream.hatenablog.com

 

考察

これを、実体験の記憶と結びつけていく。

まず、『小さい冷蔵庫』、これは思い返せば病室の冷蔵庫と同じものだ。もちろん、現実ではそこから『冷蔵庫よりも大きい人間』が複数人登場してくる事はなかったけど、病室の冷蔵庫の記憶が夢にパズルの1ピースのように切り取られて貼り付けられたのは確かだ。

『横にいた見知らぬ人』は、顔や声の印象までは起きた時には忘れていたから最初は見当つかなかったけど、もしかしたら同じ病室の人かも、とふと思いあたる。

冷蔵庫が今入院中の病室から来ているなら、その記憶と近いのは同室の人。病室は2人部屋で、今厳格なコロナ対策のために常時カーテンで仕切られているから、他の人の顔姿は見えないようになっている。でも、自分の同室の人はたまにカーテン越しに話しかけてきてくれていたから、顔の記憶がなくても会話を交した記憶はある。それが、横にいた見知らぬ相手と会話した、という夢に繋がっている可能性はなんだか高い気がする。

いやでも声の記憶の有無で矛盾生じているじゃんとか、揉めているのはどうしてとか、色々ツッコミどころはある。だけど、こんな感じで記憶をねじ曲げられたイメージが夢だと考えれば充分有り得る考察ではないかと思う。

 

ちなみに、夢の肝ともいえる『冷蔵庫の中から、冷蔵庫よりも大きい人間が出てきては、瞬時にいずこかに消えていく』の部分がどうにか実体験の記憶と結びつけられないかと探し出してみると、有力候補として2つ挙げられた。

 

1つ目は、映画『ジョーカー』の中の1シーンの記憶。

https://wwws.warnerbros.co.jp/jokermovie/img/sp/visual.jpg?id=1

『ジョーカー』は2年前に映画館で観て、その後Amazonプライムビデオでもう一度観る程度には強く印象に残った作品なんだけど、その中盤にアーサーが冷蔵庫の中に入るシーンがあった。あのシーンは、『本当はアーサーは冷蔵庫に入る事で自殺していて、後のシーンは妄想(=ジョーク)なんだ』とか『昔ヒーターに括り付けられていた記憶を思い出したから、冷蔵庫に入って冷やす事で釣り合いを取ることで病を治そうとした』とか色んな考察が飛び交うくらい一般的にも印象的な場面らしい。
 

 

で、2年前に自分は考察記事*1を読みながら、
「いやー、こういう考察をする人は映画を超真剣に観てるんだろうなぁ。僕は、あのサイズの箱の中に人がラクラクと入っていく様がちょっと面白くて、単純に印象に残ったんだけど…」
と思ったのを覚えている。

もっと言うと、なんとなくあのシーンを観た時に、
電波少年箱男(TV番組)や安部公房箱男(小説)、鞄の中に入っているエスパー伊東、風船の中に入っている風船太郎、めちゃくちゃ小さい透明な立方体の箱の中に入っているマジシャン(名前忘れてしまった…)、小さいダンボール箱の中に入っているネコ、……
と、「〇〇の中に入っている‪✕‬‪✕‬」を続々と連想してしまい、それらに対してあまりにもアーサーが易易と冷蔵庫の中に入っていった様子がちょっと笑いのツボに入った、というあまりにも勝手な話がある。

でもだからこそ、「箱の中に人がいる」という記憶は結構強く自分の中にあって、今回夢として現れた可能性はある。

 

2つ目は、かの有名な「ゾウを冷蔵庫に入れる方法は?」クイズの記憶。

1「冷蔵庫の中にゾウを入れるには?」
答「冷蔵庫のドアを開けて入れる」

2「では冷蔵庫の中にキリンを入れるには?」
答「冷蔵庫の中のゾウを出して入れる」

3「ライオンが開いた会議に出席しなかった動物は?」
答「キリン。冷蔵庫の中に入っているから」

4「人食いワニのいる川を渡るには?」
答「泳いで渡る。ワニは会議に出席して留守だから安全」

出典:*2

 

これまでの人生で出くわしてきた数多あるクイズというか問題の中でも、このクイズは「何だよその答え…」感の強さでいうとベスト5に入るんじゃないかという意味で、強く印象に残っている。理不尽クイズかといわれると、いや別に問と答は矛盾していないし……と、絶妙な肩透かしをくらった思い出があるのは自分だけではないはず。

でもだからこそ、「冷蔵庫の中に動物がいる」という記憶は結構強く自分の中にあって、今回夢として現れた可能性はある。 …と、先程のコピペのような結論文を書いてしまった。

 

まとめ(というかP.S.?)

まあ結局、夢の性質上「コレ!」という正解は特定できないけど、真面目に夢の記憶を1つ1つ分解して実体験の記憶と結びつける作業をすれば、結構それっぽい夢の追究はできる。本当、夢に関する研究って夢があるんですよねぇ(多分夢の研究者が過去に何万回と言ってきたセリフ)。少し携わってみたいな。