まず、白血病治療期間(寛解導入療法期)の体重変化グラフを眺める。
56kgからゴリゴリ減り続けて、49kgまで落ちた。BMIを算出すると16.5、これは正真正銘言い訳のきかないガリだ。
BMI16.5ってかつてはスーパーモデル体型と呼ばれていて、言わば世界中の美人達が理想とする数値だったらしい……が、2017年にフランス政府がBMI18.5以下のモデルの活動を禁止する法律を定めてからは、「ちょっとガリじゃね?ちょっと太らない?太った方がモテるよ」と、逆新庄・スモールボスの価値観が広まっていったようだ。「普通の体型が健康的だよね、だって"普通"なんだからな!」と世界が気づいたのがわずか5年前だという事実、明るい虚しさに溢れていて最高です。
まあとにかく僕は不健康で異常なガリだという訳なので、一時退院期間中にウェイトをつけたいな…と思いデブ活したところ、退院直後の1日で+1.5kg、上記の図の範囲外の記録ではあるが再入院までの6日間で+3kg増やした。…まあまあの成果か?
...と、このグラフを眺めながら
- ハゲるって一種のダイエットかもな
- そういや利尿剤使っておしっこしまくった時期体重減ってるな
- いや、おしっこでセコセコ減量グラム数稼ぐよりうんこ一発出しときゃしまいなのかな
と色々考えた時に調べた情報をまとめます。
髪の毛の重さ
髪の毛1本の質量が『約0.00087g』 *1、
総本数が『約10万本』*2。
すなわち、平均的な髪を蓄えている人が一気につるっパゲにしたとしても
0.00087×100000 = 87(g)
と、精々100g減のダイエットにしかならない計算となります。
余談ですが、この結果を見て私的に連想するのが柔道やボクシングでの試合前体重測定です。以前、プロ柔道選手を目指す女子小学生?の成長を追ったドキュメンタリー番組(以前といってもたしか10年程前の記憶なので番組タイトルは思い出せそうにない)にて、体重測定で2kgほど上限を超えてしまい、結果試合に出られなかったシーンをみた時、「いやまずはその長い髪切れよ!そしたら結構体重減らせるのに、よく考えろ!」とムダに強くツッコんでしまったのを覚えています。ただ、よく考えるべきだったのは当時のガキ、自分の方でした。2000gに対して100gではどうしようもない、というかもし測定会場で泣きながら坊主にされていたのならばそれは撮れ高に貪欲なTV番組スタッフの汚い指示でしょう。
おしっこの重さ
尿には身体の老廃物が含まれるので、純水よりも比重は高く 『1.010~1.030』 とされている…ものの、まあ我々素人は大雑把に比重1、つまり1mL=1mg だと覚えていればよろしいでしょう。
また、1日当たりの排尿回数は大半の人で『約4~6回』という情報は大体どこのサイトでも共通しています。
問題は1日あたりの排尿量で、広く幅とっているものだと
『700ミリリットルから3リットル程度』なんて情報もありますが、
『体重1kgあたり20~25mL程度』
*3
という説明が管見だと最も分かりやすいか。つまり健康的な一般男性だと、
約1500mL = 1500g
となります。
うんこの重さ
理想的な一日の排便回数は1~3回、理想的な1回あたりの便の重量は150~200g*4とすると、
175×2= 350g
が健康的な人の便の重さだと計算できます。…意外とうんこって大した事ないんですね。おしっこ一回分とほぼ変わりません。
うんこは「大便」ではあるが「重便」にあらず、
おしっこは「小便」ではあるが「軽便」にあらず。