切れ痔の格闘とは虚しいものですね…。
便がもう外に出ようとしているのに、痛みに慄いてキュッと内へ引っ込めてしまう。でもまたピュッと飛び出してくる。さっきよりも痛みが増しているので慌ててちょっと戻す……という風に、3歩進んで2歩下がる運動を繰り返すうんち。
無駄な行動ターンが多い!自分よ、被害を小さく抑えられるように、もう少しくらい効率的に肛門の筋肉を動かせないものか?とは思いながらも、毎トイレ毎トイレ
「はい、うんちを3マス進めますよ~」「おっと危ない、やっぱ2マス戻しますよ~」
と、ド素人が将棋を指す時みたいな動かし方をしてしまいます。どうしたらよいものか…
さて、痔持ちが生活する上で欠かせないアイテム3つといえば、「ネリザ軟膏」「穴あきクッション」「ウォシュレット」ですよね?
これらをまとめて、三種の神器ならぬ【三種の痔器】と名付けることとしました。この言葉を今後使う機会があるかどうかは分かりません。
ついでに、「痔」をテーマにしたおやじギャグ、命名【おや痔ギャグ】をトイレ中に3つほど思いつきましたので、今回その成果物をただ記録しておこうと思います。
ZAZY、座痔。
2文字の中にしっかりとストーリー性があって良い。詩的、芸術的ですらある。
「座り過ぎたから痔になった」なのか「座る、イテっ、…痔だ」なのか。あるいは「座り痔」という解釈をすれば、対をなす概念として「立ち痔」というものもあるのか?「座学」と「演習」みたいな対応関係なのか?……と想像が膨らむ。
または、
ZAZYはThe・痔
の方が好みという方もいるでしょう。こう変換した途端、「座痔」とは対照的にパワー系になる。
こう考えると、ZAZYという1単語には、静と動、和と洋が同居している事がよくわかる。思えば芸人ZAZYって、これでもかという程にパワー溢れる出で立ちで登場し、動きの多いエネルギッシュなフリップ芸を始めたかと思ったら、時折静寂した繊細な空間を演出し、謎のワビサビを残してネタを終える事が多い(個人的なイメージ)。
ZAZYというのは彼の芸風を端的かつ的確に表した芸名というわけだ。あ、この話は勿論、痔から芸名を着想したという事が大前提だし、ここに疑いの余地はない。
痔・有るフィー(THE ALFEE)
こんなパッと頭に浮かんできて使い勝手のいいおや痔ギャグ、これまで全国各地で唱えられてないわけない。会社の飲み会で「オレのケツには痔・あるフィー、ワハハハ」とご機嫌な上司に絡まれて苦虫を噛み潰したような顔を浮かべた経験のある人の数は測りきれない。
痔・エンド(The end)
これも相当使われているだろうな。しかも「痔・あるフィー」と違って世代に囚われない分余計に濫用されていそう。トイレする度に言えちゃうもんな。で、一度このおや痔ギャグを思いついてしまったらもうBiSHのアイナ・ジ・エンドが痔持ちにしか見えなくなってしまうわけです。呪いの言葉ですね。
…以上です。