元ネタはAGCのテレビCM。
TVCM 新シリーズ『AではじまりCでおわる素材の会社はAGC』放映開始のお知らせ | ニュース | AGC
このCMの
「Aではじまり Cでおわる 素材の会社はAGC~♪」
って歌を、
「Aではじまり Cでおわる 素材の会社は AC~♪」
と最後だけ弄って、ACジャパンのCMに塗り替えてしまおうという動画がYouTubeに大量発生している実態を観測した。
たくさんあるから、「Aで始まりCで終わるイッキ見」なんてプレイリストまで作られている。
本家と視聴不可の動画を除いて、37本の動画がまとめて観れる。中には、
「AではじまりCでおわる素材の会社は AflaC(アフラック).」
や、
「KではじまりCでおわる素材の会社は KFC(ケンタッキー)にしない?」
等、他社に変えたものもあるけど、大半がAGCとACのコラボ動画、いやACのAGC乗っ取り動画だ。このプレイリストに含まれていない動画もあるわけだから、まあ大量発生と呼べるでしょう。
一体何故なのか。
だけでなく、
- 「AではじまりCで終わる会社」と聞いて誰もが「ん?それってACでもいけないか?」と思いつけること
- この思いつきが、動画編集してYouTubeにアップロードする程度には価値のある発想だと思わせるものであること
これらの要因を全て満たしてしまったことが、大量発生という実態を招いたと考えられる。
最後の2つを両立させるのがなかなか難しいんだよな。みんなが思いつけるのに、「どうせみんなも思いついているか…」とは感じさせないアイデアね。陳腐なのに陳腐に見えないネタって魅力的だよなー。
……本当に陳腐に見えないか?「AではじまりCで終わる会社はACもイケる!」って発想。この動画を作った人達は、コロンブスの卵を産もうとしたのか?
いや違うのかも、自分の新発見を見せたかったのではなくて、ふと日常生活で思った事 を動画という形に残しておきたかったのかな。それか、ニコ動でいう #その発想はあった や #この発想しかなかった タグがつけられる動画的な趣があるということ?
……いや待て!動画大量発生の要因を1つ見落としていた。
- 簡単な編集で済むこと
そういう事か。だって「AGC~♪」切り取って「A~C~♪」つけるだけで完成するんだもん。だから、編集中に一度は「そういえばACって素材の会社ではないよな…」と思っても「…まあいいか別に!」で、特に何も弄らず出しちゃう。「素材の」の素材はそのままでお届けしちゃうわけだ。
つまり、この実態は、コスパの多売市場だと捉えられるのか!という虚しい思考話。