虚シコウ

粗い構成!薄い内容!ほとばしる素人意識!AI社会で虚快に暮らすヒント!

改めて「虚シコウ」という概念について整理する

当たり前、常識のような素振りをして「虚シコウ」というタイトルのブログを更新しているわけですが、勿論この「虚シコウ」はただの個人的な造語です。そして、自分が自分なりに世界や人生を理解するために導入した概念であり、故に長いこと考えている概念でもあります。

今このタイミングで改めて「虚シコウ」という概念についての考えを整理します。


 「虚シコウ」の仮定方程式

虚 × シコウ = ∞

「虚シコウ」の仮定図

式・図ともに初出は2020年1月、つまり約2年半前の本ブログ最初の記事。そこから特に変更点はありません。

「虚シコウ」の仮定図

「虚シコウ」の仮定図

仮定図の説明

ここの説明部分が、考えが進展して(というかシンプルになった事で逆に?枝刈りみたいな)個人的に納得いく整理ができるようになったのでメモしておきます。

「運」と「認知」

人間の生き方を構成する要素は、大別したら「運」と「認知」の2つに捉えられるのではないでしょうか。

1つ目の「運」とは、ただの「ジャンケンで勝つ運」「宝くじで当選する運」だけでなく、「学問、スポーツ、芸術、…等、何らかの才能を持っている運」や、「家庭環境、地域環境、学校環境、職場環境、…等、周りの環境に恵まれている運」も含みます。
また、「努力ができるという運」も含まれるかと思います。「運」がなくても「努力」をすればいいんだから甘えるな! という主張もよく聞きますが、努力するために必要な忍耐力や向上心、負けず嫌いな性格の生得的な有無はやはり運により、かつこれらを後天的に上げるためのトレーニングの量や質もまた運が非常に大きく関わってくるため、やはり両者は対照関係ではなく「運 ⊃ 努力」の含意関係で語られるのが妥当かと考えています。

2つ目の「認知」とは、「センス」や「感性」の事です(これは、「運」が「環境」や「努力」を含意する関係とは構造が異なっていて、ただの言い換え関係に近いかな)。
どんなに才能がなくて環境が悪くて努力もできない不運無運な人だったとしても、明るく「これでいいのだ」と思い続けていれば、彼/彼女 の人生は不幸ではないでしょう。反対に、傍から見たらケチの付けようないセレブストイックエリートが、精神を崩し、歪んだ認知構造のまま自害に至ってしまった、なんて話は可哀想なVTRとしてTV等でしばしばお目にかかる、いわば「あるあるエピソード」です。
これらは、「認知」が「運」とはある程度独立した要素でありながら、人生を構成するための重要な要素である事を示しているわかりやすい例です。

もっとザックリとした捉え方をすると、数値化しやすい要素が「運」で、数値化しにくい要素が「認知」でしょうか。
たとえば「運」の下位概念である「才能」について、才能の程度を数として測る指標は、意外と既にたくさん考案されています。学問の才能を測るテストの点数、運動の才能を測る各スポーツのスコアを、我々はこれまでの人生で大量に測って(というより計られて?)きたわけです。
……逆にスコアが存在しないスポーツってあるんですかね?ここでいうスコアは、勿論100m走のタイムや柔道の技の判定も含みますよ。そのスポーツの公式ルールとして定められている定量的な指標ですから。競技種目以外であることは確かだけど…探し出したいな。

少し脱線したので話を戻すと、意外と数で捉えやすい「運」に対して、「認知」は未だ世界中の人にバチッとハマるような指標が確立されていないハズです。それこそ名の通り、認知科学に関わる研究は活発で進展していますし、SNSに投稿された文章からその投稿者の精神状態を判定できるAIとかも結構な高精度で頑張っていますが、ハッキリと人の「認知」、ひいては『これでいいのだ』のような「人生観」を測る指標の確立は「運」も比較するとまだまだ、というのが現状でしょう。一応上述のような視点を前提に置けば今回の大別方法は妥当性が認められるかと思います。

「虚」と「シコウ」と「ハズレ」

「…いやいや、認知こそ運次第だろ。ていうか知能とか、モロ認知ワードじゃん。」
という指摘は当然考えられるでしょう。

この指摘を踏まえて、
「運」と「認知」を重ねた(つまり排反でない)ベン図を描き、ここに、2つの間を自由に行き交う【シコウ】を追加することで、人の生き方、その人の世界を表現することにします。

本来ここで表現される世界は、現実に生きている世界・実体験の世界、すなわち実世界なわけですが、

 これをあえて【虚】という逆の(実と虚は逆の概念なのかどうかも、結構議論の余地がありそうなところです。"実"は。)概念で、余白をいれて大きく括ってみたら、どうなるだろう?

言うなれば虚世界は一体どんな世界なのだろうと、考えてみたいのです。また、【虚】の外側の領域を「ハズレ」と設定したが、これは本当に何が該当するのだろう?現時点では全くピンと来ていませんがとりあえず仮置きしておきます。

これが、上に示した「虚シコウ」の仮定図の説明です。

 

「虚シコウ」の目標

【虚】と【シコウ】。そして、「虚×シコウ=∞」や先程の図。この2つのキーワードと1つの数式、1つの図で、森羅万象の説明を考える、=【シコウ】することを目標とする。

 

「虚」と「シコウ」の構成要素

【虚】 の要素例
  • 空虚 (虚しさ、虚無、虚空、...)
  • 虚偽 (嘘=口虚、虚構、虚妄、虚仮、...)
  • 虚心 (謙虚、...)
  • その他にも、虚(うろ)、廃墟=土虚 等
【シコウ】の要素例
  • 基本的なシコウの流れ:嗜好→志向→試行→思考→施行→思考...
  • 一般性の高低による区分:公{思考、施行} / 私{私考、私行}

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おわりに

と、現段階ではこのような整理がつきました。

ちなみに、2年半前に書いた本ブログ初記事では、最後こうにシメていました。

・本音
程よくイタめの公開メモ帳にしたい

ああそうか、ダラダラとカタめの話垂れ流してきたけど、結局のところそんくらいのゆるい動機に支えられているコンテンツだな。別にタイトル「イタめの公開メモ帳」でも成り立つ、というかそっちの方が明確でわかりやすいか。

,,,でも、まだ考えていきたい概念なので、「虚シコウ」でタイトル固定しときます。