2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧
長期入院によって人の価値観はどう変わっていくのだろうか? 僕の場合は意外や意外、「食」の価値観に圧倒的な変化があった。 これまで、食への関心は人よりかなり薄い方だったかと思う。 朝食はフルグラやクリーム玄米ブランで済ますか、何も食べない、また…
体調管理や採血等処置を行ってくださる担当看護師は、晩~翌夕の一日交代制である。だから長い目で見ると、多くの看護師が部屋を訪れては数十%の確率で印象的なセリフを残して去ってゆく、という一連のくだりが幾度となく繰り返されることになる。 中でも特…
当たり前、常識のような素振りをして「虚シコウ」というタイトルのブログを更新しているわけですが、勿論この「虚シコウ」はただの個人的な造語です。そして、自分が自分なりに世界や人生を理解するために導入した概念であり、故に長いこと考えている概念で…
7月20日。抗がん剤の投与が開始された日、19時ごろからウトウトしはじめる。このウトウトしている状態が、現実と夢の狭間にいる感覚だった。 ベッドからの視界がそのまま、凹んだ球体のルービックキューブとして前方にあらわれて、周りの動きや音に合わせて…
※前の記事 void00.hatenablog.jp ――――― 薬の種類 だいぶ量が減った。特に、ステロイド(プレドニゾロン錠)が1日20錠から1~2錠に減った。 朝: プレドニゾロン錠5mg ×1or2、フルコナゾールCap100mg ×1、バクタ配合錠 ×1夕: ネキシウムCap10mg ×1不定期: マグ…
※前の記事 ――――― 薬の種類 朝夕の薬はこれまでと同様だが、入院中に出来た痔の薬が追加された。 朝: プレドニゾロン錠5mg ×10、フルコナゾールCap100mg ×1、バクタ配合錠 ×1、レボフロキサシンOD錠250mg ×2 夕: プレドニゾロン錠5mg ×10、ネキシウムCap10mg …
8月5日14時半頃、突然の事だった。白血病の寛解導入療法期間中で、体調は決して悪くなかった。 身体があって、視界もあって、意識があって、そして何もなくなった。 「何もない」と思える思考能力もあるのに、何もない。 自分の中に自分がいなかった。ただ、…
※前の記事 void00.hatenablog.jp ーーーーー 0720-0721(寛解導入療法10-11日目) 3種の抗癌剤初投与から12~48時間後、全身にたしかな倦怠感。この間にもう2回ダウノルビシン点滴があったが、前後で倦怠感の度合に変化はなし。 0722(12日目) だいぶ倦怠感がお…